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 第14回
 全国市町村交流レガッタ 

 2005.9.24-25
 天竜漕艇場


■試合結果 第5位

  ・予選 1着
  ・準決勝 3着
  ・決勝 5着


■距離
  ・予選 500m
  ・準決勝 500m
  ・決勝 500m

■出場選手
  予選
  C:平野 高史
  S:秋山 英樹
  3:金子 進
  2:天野 至
  B:望月 聖之

  準決勝
  C:平野 高史
  S:秋山 英樹
  3:望月 豊
  2:天野 至
  B:望月 聖之

  決勝
  C:平野 高史
  S:秋山 英樹
  3:望月 豊
  2:天野 至
  B:金子 進


 

 


【望月(聖)の大会レポート】


■■■1日目■■■

いよいよ巴流にとって初の全国大会・・・。
『んっ?』そう
いえば一昨年、無謀にも長野県諏訪湖で開催された全国レガッタに出場したような記憶が・・・。

今回は、地元(笑)でも全国大会!!しかも棚ぼたで掴んだ出場権です。
なんとしても1勝しなければとの強い意志を持ってメンバー一同試合に臨むはずでした。。。



しかし・・・

必ず試合前に何か事件があるのが、このチーム。
そうそう前回の天竜レガッタ(全国大会を決める大事なレース)では、地元浜松の『バカ』ことバウの俺が、レース受付数分前まで浜松の繁華街で暴れていたという事件が。。。

普通なら、レースに出るはずがない状態。
しかし、やはり『巴流』
そんな甘えが許されるはずがありません。

鬼COX平野くんが・・・
『まずは、サトシ漕ぐぞ』の一言に『嫌』とは、言えないままレースに参加。。。
本当に死んでしまうかと思いました。
(良いこのみなさんは、絶対にまねしないでくださいね)

とそんなことも関係なく、そして「たんぼた」という言葉がぴったり当てはまる、巴流!
な・な・なんと、全国大会出場の切符を手に入れたのでした。
「本当に、「運」がいいクルーです」

さてさて訳で、今回、地方大会を勝ち抜いて(本当は勝ち抜いていないけど)全国大会に出場の「巴流」。
地元開催でもあるため、今回は、絶対に夜更かししないと誓った俺!!(なんて偉いんだ)
朝きっちりと起きて、いざ天竜へ向かい出陣。。。
(実は、メンバーには、内緒ですが、浜松の悪友から連絡があり、ちょっとだけ、街を徘徊。そのお陰で、ほんのちょっと遅刻)

やべー、また遅刻しちゃうよ。でも今回は、5分くらいの遅刻だし、まー、レースまでに時間があるから、余裕だな。
ん〜、まてよ・・・でも、前回遅刻だし、一応今回はみんなに電話して、詫びでも入れとくかーーと思い、静岡から来るメンバーに電話。

さとし 「ごめん・・・ちょっと遅刻」「もう到着してるよね?」
みんな 「・・・」
さとし 「ん?いまどこ?」
みんな 「天竜まであと20〜30分かな」
さとし 「まじーー」「受付ぎりぎりじゃん」「なにかあったの?」
みんな 「怒り!!」
実は、静岡方面からくるメンバーの一人「いたる」が行方不明。
みんなは、「いたる」をお迎えに、おうちに行ったが反応がないので周辺を捜索。
それでも見つからず・・・。
警察に捜索願を提出してから、天竜に向かったため遅刻になったとか・・・。

イタルの車は、自宅にあるし・・・。電話にも出ない・・・。
事件!!事件!!
あわてた俺は・・・。
(なんであわてたかというと・・・いたるがいないと確実に予選を漕がないといけないから)

俺もあわてて、イタルに電話!!
プープープー!でない!

仕方がなく、漕ぐ覚悟を決めた俺は、イタルの行方不明事件のことは忘れ、天竜に急いだ!!(受付しないと失格になっちゃうから)

やっとの思い出天竜に着き、駐車場に車をとめた俺は、急いで車中で着替え。(運動できる格好に)
同じように駐車場では、各地からきた選手が着替え。
そんな俺の横に一台の車が・・・。
あきらかに仲間(巴流)でないとわかった俺は、途中だった着替えを再開。

着替えも終わり、落ち着いた俺は、「ふっと」隣のくるまを・・・。
そしたら、若い女性が車の中で、「姿をあらわにして」着替えているではないか・・・ 。

普段なら「じーーと」、覗く俺も、今日は、神聖なるボートの大会。
心を鬼にして、静岡新聞を車の中で読む格好をして、じっと、隣の車から人が降りるのをまっていました。


全国から集まった選手のためのテント。テントがいっぱい。

あれっ!!俺何か急いでいたよなーーー。。。
あっ!!受付しないと(やばーい)
あわてて受付に行き、「巴流」到着しましたーーと元気な声で言ったら、受付の人が一言「さきほど天野さんって方が受付しましたよーー」だって。。。
ん?ん?
天野・・?至(イタル)じゃん(ムカーーー)

あいつ・・・・
みんながどんな気持ちで、イタルのことを心配してかなんて知る由もなし。。。
満面な笑顔で「さとし、おはよう!遅かったね・・」だって。。。

さとし「おまえなーー」「みんなイタルを探していただんだぞーー」
イタル「なんで???・・・・・・」

沈黙が続いたことはいうまでもありません。。。



そうこうしているうちに、静岡メンバーが到着(もちろんイタルを除いたメンバー)。

みんながイタル顔を見るなり、罵声の嵐!!
またまたイタルが・・・「みんな遅いね」の一言!!

いうまでもありません。。。このあとイタルは、みんなにぼこぼこにされました。

と、いうことで全員無事に集合。


予選突破が目標!大会のでかさに、ちょいとビックリ!

早速、準備運動かと思いきや、誰かが叫んだ。
「おーーい、ミーティングやるぞ!!」
「ミーティング??」
今までミーティングなんかやったことないのに、さすがに全国大会。
メンバーの気合も、普段とは違う。。。

みんなが輪になり、ミーティングをまじめにやろうとした瞬間、取り出されたのは、「トランプ」

みんな口をそろえて「やっぱりな」


県大会でも全国大会でも、まずはトランプ。


対戦相手のチェックも欠かさない。「わっ、秋田県!九州!遠くから来てるなぁ。

こうしてトランプをやりながら予選を待っていること1時間・・・。
やっと予選!!
不安を抱えながら(いつも予選前は、不安な巴流)
それは、あたりまえ。
今年も、1回も練習してないんだし。
いっつも、レースぶっつけ本番。(真剣に練習しているクルーに申しわけなくて・・)

艇に乗り込み、いざスタートへ。
まわりは、みんな強豪に見える(それはそのはず、各地の大会を勝ち抜いたクルーなんだから)




天竜の方からレースのアドバイスを受ける巴流。


いよいよレース。ちょっと緊張。


スタート地点へ…

スタートよーい
よーーいロウ!

いーち・にーい・さーん・・・。
気がつくとなぜか、隣にクルーがいない・・・。
あれ???
また置いていかれたーーと思いきや・・・。
なんとスタートで1位・・・。

あとは、軽ーーく流した、巴流。

みごと予選1位通過でした。。。(お疲れさま)


スタート!遠くに1列に並んでいるのがレース艇。


手前のブルーのユニフォームが巴流。わかりにくいけど、1位。


2位に1艇身差をつけて1着でゴール。


予選通過!大満足!!

今日のレースは、これにて終了。

浜松市街のホテルに場所を変えて、開会式&レセプションパーティー。。。
心躍らせて会場のホテルへ。

レース場では、気がつかなかったが、今回の大会に参加している(選手・監督・ほか)人数が半端でなく多い。。
レースの疲れで若干眠い選手が居眠りしている間に、開会式も終了!!
いよいよレセプション。(酒&メシ)


参加市町村のパネルがズラリと並ぶ。






こういうの初めてで、勝手が分からない巴流。


選手・関係者など、1000人くらいが勢ぞろい。


浜松市(静岡県)から参加した他クルーのみなさんと交流。

しかもそのレセプションでは、各地のお国自慢大会あり。
会場は、おいしいお酒にメシ、そしてかわいいおねーさんに、各地「妙な出し物(お国自慢)」。
各地から来ている、みんなは、自分たちの「まち」のすばらしさを体で表現して、アピール。。。
とても楽しいひと時でした。。。

 
踊る、踊る。

 
さらに踊る、踊る。

 
ミスの女の子たちを連れてきてた市町村も。 若い男の子たちに大人気。

 
地場特産品を配る。 芋焼酎も配る。みんな群がる。ジャンケン大会をやるところも。

 
レイザーラモンHGも来た。「ふぉ〜!」 一気飲み披露も。


我ら浜松市も勢ぞろい。航空自衛隊のクルーもいました。エリートじゃん。


巴流のみんなも大はしゃぎ。だいぶ酒が入ってます!


巴流のメンバーで写真を撮っていたら…


浜松市の方々が加わって…


他の市町村の方々も加わって、いっぱいになった。みんな酔っ払い。

楽しかったレセプション会場をあとにし、浜松在住のさとし(俺)の案内のもと、浜松市の繁華街へ、いざ出陣!!
俺も、普段まちの将来のため、活動している身として浜松のすばらしさを、巴流のみんなPR。。。

久しぶりに、再会した「巴流 」の仲間と、酒を酌み交わすため、居酒屋へ・・・。

中に入り、びっくり・・・。
なんか見たことある顔の人たちがいっぱい。。。
みんな考えることは、一緒で・・・。
レセプション会場をあとにした全国からきていたボート選手・監督などが同じように居酒屋に・・・。
そしてそこにまたまた面白い、人物が・・・。

長野の下諏訪のみなさんが隣のテーブルに座ったのを見て、巴流のみんなで挨拶。。。
すると、下諏訪の一人の方が自分たちのテーブルに座らず、巴流のテーブルへ・・・。
しかも、冷酒を持参して・・・。

こいつ、只者ではないな!!
お主何者じゃ?の巴流メンバーの問いに
「ただの酔っ払いです・・・(まじめな顔で・・・)」
すっかり意気投合した、俺らは、酒を交わしながら、ボートの話や、まちの話など・・・。

帰り際には、明日のレースの検討と長野下諏訪での再会を約束し、酔っ払いのおじちゃんは帰っていきました。
(でも、このおじちゃん率いる下諏訪軍団・・・実は、優勝候補筆頭チーム)

楽しいひと時を過ごした、我々は、こってりラーメンを食べて、宿泊先へ帰りました。。。

明日もがんばるぞーー。

お・や・す・みzzz〜



【金子の大会レポート】


■■■2日目■■■

予選を見事に突破し、昨夜のレセプション&2次会ではじけすぎた2日目の朝。
ホテルのロビーにやや遅めの集合。予選を突破したおかげで、本日は準決勝からの
スタートになるため7時集合でいいのだ。

秋山「
なんか昨日の夜はなかなか眠れなくてさ、遅くまでテレビ見ちゃったよー。」
至 「俺もさー。なんか寝付けなくて夜中何回か起きちゃった。」
金子「夜中にさー俺も起きちゃったんだけど。ドアの外で誰かしゃべってるんだよねー。ポルトガル語っぽく聞こえたから。ちょっと怖かった。 」


とりあえずみんな揃ったので、天竜へGO。平野のアルファードはさすがに快適だ。
朝飯&昼飯も買い万全の体制で漕艇場に到着。
あれえー、さとしはまだ来てないのかなー。
一人だけ浜松の自宅から合流のさとしがまだ着てない。
うっ!!まさかー!!バウサイドに一人余裕があるから、準決勝はぶっちするつもりかー。
準決勝は俺が休むつもりでいたのにー。
おはよー。みんな早かったねー。さとしが到着。(ふー危なかった)


次は準決勝。 緊張した面持ち?




前日と比べると、少々風がある。水面に波がたってる。

じゃーそろそろミーティングしようか。円陣を組み、COXの平野がまず第一声。
「スペードの13」 
続いて、秋山が「いいよー」
そー、巴流恒例のナポレオンゲームが始まった。
ナポレオンの平野が戦略を練る。副官の豊(たぶんあいつだ)がナポレオンを影ながらサポートしている。ゲームは終盤、連合軍から溜め息がこぼれた。
そー、ナポレオン軍の圧勝であった。

平野「イメージは固まった。そろそろ船に乗りに行こう!!」
COX平野の準決勝でのレース展開は完璧なのか!
ナポレオンゲームとボートのレースと何か関係があるのか!自信満々のCOXを先頭にいざ準決勝へ。


準決勝へむかう巴流。はたして結果は?

準決勝
昨日とはコンディションが変わり、やや追い風、多少の波ありだ。
いよいよスタート。
あー。スタート失敗か?遠目ではやや遅れているように見える。
300m地点で3位。決勝進出は3位まで!!
いけるかー!
えー。失速してるぞ。4位に落ちたぞー。どうしたんだー。もーだめかー。
400m地点で4位。
おー。伸びてきた。ラストスパート。それいけー。抜けー!!
ゴール!!3位だ。決勝だ。すげー。
ゴール後COX平野からレースは完璧だったとのコメントがこぼれた。
(イメージ通りのレースができてご満悦の顔だった)


写真、右から2つ目の艇が巴流。


写真、手前の艇が巴流。 3着4着争い。微妙なところ。


巴流、ゴール。3着。 決勝進出!(写真、手前の艇が巴流)




やったぜ、決勝進出! レース配分もバッチリ!理想的な展開。


曇っていた空から、青空が見えてきた。

全国大会の決勝進出。1つ上の先輩達の四天王クルーのインターハイ全国5位に
名前だけは近づいたんじゃない。もしかしたら、全国4位とかもありえるんじゃない
の。
一気に決勝レースへの意欲が湧いた。


天竜の冷茶で一服。 ここの茶葉は、渋みが特徴。

決勝
風が強くなり、かなり波が立っている。でもかなりの追い風。
これなら、2分は切れそうだねー。
巴流としては、2分が切ったことないもんなー。
スタート。うっ出遅れた。3位くらいか?
スタートダッシュを終えコンスタントに入ってから、どんどん引き離されていく。
300mでこらえ、400mからラストスパート。
現在5位。4位まで届くかー。
確実に伸びているが、4位まであと少し足りない。
結局そのままゴール。
なんかあっという間にゴールしてしまった感じだ。

結果5位。念願の2分も切ることができ、とりあえず満足。
全国大会5位の名誉を巴流は手中にしたのだ。


いよいよ決勝。まさか決勝のスタートに艇を並べることができるとは…。






スタート。写真、右端が巴流。


写真、右端が巴流。


写真、奥が巴流。3位争いを展開中。




ゴール。5位。 すげーっ!全国5位。


漕ぎきり、桟橋に戻る…




2日間のレースを終えた巴流。 満足。

 
勝利に興奮して飛び込む人たちも…。

 
白いTシャツの人たちは、青年の部で優勝した外国人。



表彰式。


巴流の名前が読み上げられる。 5位。






「やっほー!」



【秋山のコメント】

レース前には
「ビリにならないように。」「何とか予選だけは通過を」なんてビビッてたのに、
『全国大会5位入賞』 とは自分達の隠された力にビックリ!
ろくに練習しなかったのにね。
(ってゆ〜か一回も練習してないけど)

『全国市町村交流レガッタ』
高校時代のインターハイのように、これからの巴流の目標が見つかったね!
来年も出場できるように頑張ろう!

『打倒 さなる湖会!』『行くぞ富山!』




【平井のコメント】

全国5位。おめでとう。
すごいよ。まさか決勝に出て順位がつくとは…。
練習やってないのに、なんで勝たせてもらえるんだろうねぇ。
不思議だ。(笑)


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