-- ボート大会の結果を紹介します --


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 第15回
 全国市町村交流レガッタ
南砺大会 

 2006.9.2〜3
 桂湖ボート場


■試合結果 第2位

  ・予選 2着
  ・準決勝 2着
  ・決勝 2着


■距離
  ・予選 500m
  ・準決勝 500m
  ・決勝 500m

■出場選手
  予選
  C:山田 潤(さなる湖会)
  S:小笠原 弘樹(さなる湖会)
  3:伊藤 直史(さなる湖会)
  2:天野 至(巴流)
  B:窪田 悟史(さなる湖会)

  準決勝
  C:山田 潤
  S:小笠原 弘樹
  3:伊藤 直史
  2:天野 至
  B:窪田 悟史

  決勝
  C:山田 潤
  S:小笠原 弘樹
  3:伊藤 直史
  2:天野 至
  B:窪田 悟史


 

 


【天野の大会レポート】

9月2日朝4時、目覚まし時計が威勢よく鳴り出す。
まだあたりは暗く、隣で嫁さんが腹を出して口をあけて寝ているかどうかは見えない。

こんなに早く起きたにもかかわらず、自分ながらシャキッとしているのに驚く。
人間現金なもので、楽しいことの前はアドレナリンがたくさん放出されているようで、体調もよく、仕事に行く前とは大違い。
仕事は楽しくないということか・・・愚問。

4時半、家を出る。
荷物を用意しておいたのでスムーズ。


この美しい夜明け。すばらしい。レースの結果を予感?

コンビニで朝飯をゲットして夜明けの東名高速をぶっ飛ばす。
まだ気温も低くすがすがしい。日が昇ると今日も暑くなるんだろうな。

でも今日の俺は違う。そう、山岳のリゾート(?)へと行くからだ。

富山県南砺(ナント)市南部、上平地区に位置する桂湖。
ここは境川に作られた境川ダムによって堰き止められてつくられたダム湖。
ここには日本ボート協会B級公認2000mのコースがある。
今回はチョットそのコースの一部を拝借するというわけだ。

5時半、浜松西インター最寄の公園にある駐車場へ車を停める。
既に浜松市のバスと自分たちクルー、そして同乗の浜松市議会議員クルーは集合済み。
チョット遅刻だ、遠方から来たということで大目に見てくれ、とはいえず、「おはようございま〜す」とにこやかに笑ってバスに乗り込む。





ここから、
およそ5時間のバスの旅。
東名、中部外環道、東海北陸道と乗り継いで、岐阜県と富山県の県境付近まで。
ここは、合掌造りで有名な白川郷が近くにある豪雪地帯。
今日は晴天だが、10時現在気温は高くなく、30℃には達していない。
しかし、日差しが刺すようで、さすがは標高が高いと納得。



初めて見る桂湖はきれいだ。景色も水も空気も女性も・・・・?。
透明度が高くブルーハワイのカクテルのような水の色、佐鳴湖のウスチャアラレとは明らかに違うと思う。
今日と明日。ここで80クルー老若男女700人が、熱い戦いを繰り広げるのだ。

溯ること約一ヶ月前の八月上旬。
巴流浜松支局さとし宛になぞのメールが届く。

「クルー探してます。」

彼に言わせれば、新手の勧誘か詐欺の類かと思ったそうだ。
よくよく読んでいけば、巴流の永遠のライバル「さなる湖会」(“湖”がだいじっ!)からのレンタル移籍の話だ。

6月4日に開催された浜松市主催“ボートフェスティバルin天竜(以下天竜レガッタ)”で、優勝したクルーが9月2.3日に開催される“第15回全国市町村交流レガッタ”の出場権を得る。
さなる湖会はその出場権を得たわけだが、本番当日に主力メンバーの一人が出場できないことが判明。そこで実力伯仲(?)の巴流に応援要請が来たというわけ。
(天竜レガッタの閉会式で“つれてって〜”と、おねだりしたのはナイショ)

巴流の厚い層の中から一番のエースである我輩が選出されたのは想像にたやすい。(冷汗)



お盆の初日からハードな合同合宿が始まった。(はじらんっちゅうに)

いや〜、細かいことではあるけど漕法、掛け声に差があり戸惑う。
「ハンザウェイはメリハリつけるの?」
「ライトワークってなに?」
「ピッチどれくらい?」
「ファイナルどれくらい入れとくの?」
「パドル前に三本漬けするんだ」
質問の連続、さぞ迷惑されただろうに・・・

毎週末合計三回の練習でだんだん慣れてきたと思っていた矢先、クルーの要である整調の山田君が左腕が上がらんくなってしまった。
どうやら“四十肩”らしい・・・まだ三十代なのに。
急遽練習最終日に三番を漕いでいた小笠原君がサイドチェンジをして整調に。
あとの三人は整調のクセに合わせて漕ぐので慣れる必要がある。
なかなかどうしてどうして・・・・ダイジョウブカナチョットフアン

ということで当日を迎えたわけだ。

浜松市からのエントリーは5クルー。
成年男子、成年女子、壮年男子、壮年女子、市議会議員様。
と、全てに参加、レースもこの順序で行われる。
俺たちは、漕手四人の合計年齢が140歳以上という「壮年の部」に出場だ。


快晴!




この漕艇場の水の美しさ。すごいねぇ。こんなところがあるとは…。

十時半に到着して、各クルー午前中に30分程度の公式練習がある。
放水(発電の為)されているので、会場から桟橋までえらい降りる。まるで神社の階段のようだ、毎回そこを上り下りするだけで疲れてしまう。

午後に本日のレース“予選”が待っている。
相手の中には去年の優勝チームや名前の知っているチームが入っており、すんなり上がらせてもらえるか予断を許さない。

この予選で6クルー中上位2クルーに入らないと、翌日早朝に行われる敗者復活戦へと回されてしまう。決勝までだと4回漕がなけりゃならなくなる。
いやじゃ、夜酒が飲めなくなる。






公式練習。




この“全国市町村交流レガッタ”は全国にある80箇所の漕艇場を持つ市町村のうち、26市町村が賛同してできた大会。今年で15回を迎え、北は秋田県から南は鹿児島県まである。
それぞれ持ち回りで、来年は喜多方市が会場だ。
来年はラーメンがたくさん食べれるわけだ(行ければネ)。






左から、窪田君(B)、小笠原君(S)、山田君(C)、天野(2)、伊藤君(3)
窪田君、小笠原君、山田君、伊藤君は、さなる湖会。天野は、巴流。



3時から壮年男子予選が始まった。

今まで見たことのないナックルフォアだ。
船底以外にレールの高さに板が張ってあるのでその上なら乗れてしまう。
強度を分散して軽くしたのか、素人が底板を容赦なく踏むのでその対策か。
なにやら変な感じ。

オールも新しいビックブレードがあり、よりどりミドリで使える。
周りが強そうだ、予選勝ち抜けるだろうか・・・おや、なんだ、巴流だけでなくさなる湖会にきても皆同じこと言っている。いずこも同じなのネ

スタート練習をしながらスタート地点に向かうが、調子もよさそうだ(自分だけ?)。
軽〜くいけるんじゃないかな(楽観的)?
さっきとはコロッとかわって都合のいいこと言っている。

スタート地点につける。
ウォーターマンはひとりずつ、波に揺られて心もとなげだ。
地元の中学生なんだろうな。
さすがに巴流じゃないので、「スタートの時にチョット押して」とは頼まない。

この大会は、国際ルールにのっとって行われる。
「スタート用意 用意 ロッ!」のスタートではなく、「アテンション ゴー!」と三拍子から二拍子になった。
丁度テレ朝の“レガッタ”見てるから知ってるモンね。練習もしたモンね。

楽勝と考えていたらいきなり「アテンション」
「おい、アテンションだってよ!」「オール入れろ、入れろっ!」
「ゴー!」

えーっ、大変なことになった。
審判艇各艇をコールし終わったと思ったら(もしくはコール中断?)いきなりスタート。
ダメだしですよ。

スタートがたがた、タイミング合わないし船は傾くしオールは宙を切るし、もーたいへん。
スタートダッシュが終わったころは視界に他のクルーなし。(ちなみに私二番漕いでます)

ひゃーっ、敗者復活いやジャーっと、がむしゃら漕ぐ。予想GUYの展開。
予選は体力温存のつもりだったのに。
何とかがむしゃらの甲斐あって他のクルーが視界に入ってくる。

結局去年の優勝クルーの次に2位で辛くも滑り込む。
えらい疲れた。みんな文句たらたら、「あの審判失格」そこまで言っちまった。


浜松市の議員メンバーの方々。「おっ、やるじゃん。さなる湖会!」

でもね、ギャラリーには受けたらしい。
会場に戻ったら拍手喝さい。
「すごい追い上げだったね。」
「あんな追い上げ見たことない、痛快だったよ」
「予定通りの展開?」
「想定内?」
とんでもない。体力使い果たしました。

それでもとりあえず明日の準決勝につなぐことができました。
一同「スタートさえちゃんと聞いときゃなんとかなるっしょ」
翌日大変なことになるとも知らずに・・・

さて、待ちに待ちました夜の部です。

ここ南砺市上平地区で多目的ホールとして作られた小学校の体育館へ移動。



最初は「え、体育館。」って正直思いました。
どうしてどうして、上平地区の皆さん、失礼しました。
きれーな体育館でしたよ。一階に柔道場があって二階は移動収納式の客席まである空調完備の最新式の多目的ホール。



入場したら地元の方の舞踊を見せてもらい、さすがは踊りの盛んなところだと感心しましたよ。後で行われた歓迎レセプションでも、何組かの踊りを見せてもらいましたしね。





かなり今回は行政のほうも力が入っていたらしく、南砺市長(大会会長)、知事代理の教育長、県議会議長、市議会議長、参議院議員、そして北陸電力(発電ダム利用してますんで・・・)
でも、ボートマンとして感激だったのは、日本ボート協会の会長ら一行がこられていたこと。

去年はいなかったし、どうやら初参加らしい。
日本のボート界をまとめる方にお会いできるとは思いませんでした。
ここが長良川大会の開会式会場かと自分をヒーローのように思ってしまいましたよ。
デモライヒンアイサツナガカッタヨ・・・

そのあと徒歩で移動してレセプション会場へ、こんどは道の駅「ささら館」。
満員電車状態。さながらすし詰めで飲みだす食べだす。
移動もままならない感じ。マエーのほうで乾杯やら踊りをやっていましたがそれどころじゃない、食べる食べる飲む飲む飲む・・・。あっという間に食べ物なくなってヒマッ。




これ、飲み放題?

去年はホテルでだんだんに持ってきたけど、今回はラップかけておいてあった分だけ。
ひもじーっ。
隣のテーブルにはあるけど・・・と、指をくわえてみていたら、元天竜市長さんがわざわざほかのテーブルからかっぱらってきてくれました。(ありがとうございました)
でもあの会場、よく床が抜けなかったな・・・・








宿泊先は、高速で一区間移動した福光というところにある「万水閣」。
隣の桜が池の中に囲まれるように作った庭園風呂がご自慢のようですが・・・古い。
一階の客間はまだしも、二階の広間は傾いてるし、床は鳴るしウグイス床かと思いましたよ。

ひとっ風呂あびて、宴会宴会。 会場から持ってきた(酒類はめちゃめちゃ余ってたんですよ) ビール、焼酎、ウイスキーとレセプション会場から持ってきた折り詰めでわいわい、
女性抜きですが市会議員さんと酒飲むなんて私は初めてですよ、それも庶民より人数多いくらい。
あんまりボートの話しなかったような・・・でも共通点はボートしかないという十代から六十代(?)の男たちが行くとこないので宿泊先でクダ巻いてるのはなかなかないやね。

結局何時に寝ただろう、最後は名物島さんの“バナナの叩き売り”や“へびおんな”、“物売りの声”聞かせてもらって大笑いしすぎて泣いちゃいましたよ。





ところで目の悪い人多いよね、オレは今年のはじめに視力0.04→1.2になりました。
もちろん裸眼。紹介しまっせ。うちのクルーはみんな目が悪い?

翌朝、六時おき、六時半食事、七時出発。
人数の割にはスムーズに動き出しました。夜に着いたので気がつかなかったけど・・・・いや、ホントすごいトコだったよ「万水閣」、外から見たらなおさら。
狐にたぶらかされたかしらん。でも楽しませてもらいましたよ「万水閣」さん。









バスが出発したら大雨、うあ、こりゃ大変、雨の用意してないぞと思いきやトンネル抜けたら快晴。山の天気ってこんなもんですね。
結局準決勝に回ったのに朝は早かったよ、でもコレでよかった、一時間も差はないし相部屋みたいなものだからうちらだけ残るわけにも行かないし・・・。

さぁ、快進撃の幕開けだ、昨日の失敗を教訓にスタートさえ集中すれば後は流してゴール。
今度は6艇中3艇が決勝へ、確立で言えば実力込みで50%以上。
今度の船は新しくてすごい軽い、いいんじゃないの、また。




今日も快晴!




おぉ?ちょっと変わったナックルだね。初めて見た。



さてさて、次は準決勝。楽に勝たせてもらえるかな?

スタート地点へ、余裕余裕、スタートの合図さえ聞いていれば。
そのスタートが近づいてきた。「アテンション ゴー」
ズボッ、グラッ、スカッ、ビューン!
・・・・・・

解説しよう。

@ズボッ=オールが切れ込んだ音。
Aグラッ=船が傾く音、
Bスカッ=オールが抜けて中を切る音、
Cビューン=続けて完全にオールが中を切る音

モー最悪。
言うまでもなく、視界に他のクルーはいない。艇が軽すぎるのか、違和感大。
それでも無茶漕ぎ。ココで負けたら後はない。何とか半分まではいかないと。
後半フェザーが返せない、前に出れない。あと何本だー。といいつつゴール。

またしても体力消耗試合。何とか決勝に残れたが悲惨としか言いようがない。
一番避けなければならないレース展開だから。

最近巴流はスタートがヘタとの定説を覆して、前へ出ることが多くなってきた。
さなる湖会でまさかスタートで苦しむとは思ってもいなかったです。
またまた予想GUY

いままで一緒にレースをしてても、さなる湖会がスタートで出遅れてるなんて聞いたことがない。きっと俺が入ってバランスが崩れたんだ。漕ぎ方も違うし・・・ブルー入ってました。


そんな面持ちでテントにもどるとなんですか!敗者復活で破れた議員さんがたは、宴会やっちょる。「反省会だよー、ごめんねー」いーな、反省会。


議員さん達。ボートより飲むのを楽しみに来てる?







決勝の時間が定かでない。
一時間以上先という人も40分しかないという人も、本部からの案内がないので気が気じゃない。
たいして休めずに決勝へ、まだ右腕が張っている。フェザーは返せないな・・・

早めにボートに乗り込む。艇の確認は慎重に桟橋についているうちに。
タイム順ではかろうじて三位、去年と同じ順位だ。
「遠賀マンホール」は敗者復活上がりだから体力ないだろう、「ありがとう」はほっとくしかない、「ちば醤油」が曲者ですね、「東郷恋人」もタイム的には僅差、侮れません。






いよいよ決勝だーっ!









とにかく漕ぐだけ、でもスタート練習何度やってもうまくいかない。
結局みんなパワー落として漕ぐことに。バランス崩れるとずっと引きずっちゃうんでね。

そのような苦肉の策で決勝に望むことになる。
スタート地点につける。何とか今度はスタートで失敗しませんように。
さすがに実力伯仲の決勝でのスタートの失敗は取り戻せない。
少しでも前に出て逃げ切らないと・・・

「アテンション!」 コールがかかる。緊張が流れる。
「声じゃないぞ、旗でスタートだぞっ」
「ゴー!」


スタート地点に並ぶ各艇。

ああ、船が傾く、力が分散しているのがわかる。
スタートダッシュが終わったころ、かろうじて視界に数艇が・・・

さなる湖会は昨年3位、巴流は5位、せめて3位に入らないとオレが入ったせいでレベルダウンになってしまったということになる。(かな)



手前の赤いユニフォームが、さなる湖会。4位?5位くらい?出遅れた。

「二番オールふか〜い!」
COXの声、オレだ、「セイッ!」答えるが調整できない
「まだ深いよ〜」も〜泣きそう。


400m付近?2位がほとんど横並び。


ゴール直前。2位争いの4艇が団子状態。

後で写真で見たら1位は一艇身まえにでて、4クルーが横並び。
手に汗握るレース展開だったとのこと。

「あと100mっ、ラストスパート!」

うぉりゃ〜っっっっっ! 負けたくないーーーー! オヤジ必死―――!
で、ゴール。  え、どうだった?何位だったの?



「多分2位だと思うけど・・・」COX山田君の自信なさげな声、
マジ、2位、すげーじゃん。

漕ぎきったときは順位なんてドーでもよかったがだんだん欲が出てきた。
「2位かな、2位かな、ワクワク」



放送がしゃべってる。着順で二番目にさなる湖会が呼ばれた。たぶん確定だろう。
桟橋に着く、浜松市の職員の方が待っている。

「いやーがんばったね。おめでとう。」
「成年女子も準優勝だったよ」


やったぜ!準優勝!!




3位と0.5秒差。3位と4位も0.5秒差。激戦!

アベック優勝でつか!(ちがうっちゅうねん)
コレで準優勝盾返還に代表者は来年喜多方市へいけるわけだ。
(返還だけじゃ暇だろうけどね・・・)盾にチーム名も残ります。


成年女子も、準優勝!




さなる湖会も準優勝!浜松、強し!







ホント、うれしかったしほっとしました。
スグに連絡を・・・おっと山奥なので圏外です。この二日間。Docomoだけは中継車が来とりましたが。

浜松市全員で記念撮影。
今回は助っ人としての参加でしたが、楽しく居心地の良い思いをさせてもらいました。
風呂に入って合掌造り見学して。




水田の稲が美しい、白川郷。


やっほーっ!

来年こそは巴流で行こうよなっ!
練習練習!

                                       完



【平井のコメント】

いやぁ、すごいな。さすが、「さなる湖会」。

競漕記録をみると、どのレースも接戦で勝ち抜いてきたんだね。
いい経験したなぁ。>至

さなる湖会さん、おめでとう!

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E-mail: 巴流 webmaster
2002 (C) Shimizu Paru Rowing Club

 

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