-- ボート大会の結果を紹介します --


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 第1回
 しずおかスポーツフェスティバル
 

 2007.10.21
 天竜漕艇場


■試合結果 第1位

  ・予選 1着
  ・決勝 1着


■距離
  ・予選 500m
  ・決勝 500m

■出場選手
  予選
  C:天野 至
  S:秋山 英樹
  3:岸本 匡右(Special Thanks)
  2:澤野 元昭
  B:平野 高史

  決勝
  C:平野 高史
  S:秋山 英樹
  3:岸本 匡右(Special Thanks)
  2:天野 至
  B:金子 進


 

 


【澤野の大会レポート】

朝 5時半。目覚まし兼用の携帯電話のアラームで目が覚める。

「嗚呼、良かった・・・ ちゃんと音に気が付いて・・。」

アラームに気が付かずに寝過ごしたらどうしようかと、心配していたが、杞憂だったようだ。やれやれこれで一安心と、布団の中で伸びを一回、寝返りなんぞして、あと30分・・・。

って、違うだろ!! 
今までこれで何回掻いてはいけない恥を掻いてきたことか・・・。
とにかく気持ちにはずみをつけて起き上がる。

今日の試合は久しぶりの天竜船明ダム。
今回は現地集合のため、道順を思い出してみるが、袋井ICを下りてからは行き当たりばったりになりそう・・。
前回の時、ランドマークになったコンビニや、あの看板がまだあることを祈りつつ、家を出る。

でも 考えても見れば、場所どころか、ボートを漕ぐこと自体が何年ぶりだろうか?
漕ぎ方を忘れてやしないだろうななんて考えながら車を走らせる。
まぁ、行くのも漕ぐのも何とかなるだろなんて考えながら。


で、行くのは何とかなった。
6時に家出て、7時半に到着。





艇庫の横に車を停めて周りを見てみるが、まだ巴流のメンバーは誰もいない、早速、到着を知らせるメールを 「ごめん、寝過ごした」の懺悔タイトルを付けて送信するが、リアクションは平井ちゃんからのメールのみ。
おまけに今回の大会レポートの係まで仰せつかる。
こちらから送信して10分も経ってない、相変わらずモニタリングは完璧なようで・・・。

車を出てスタート地点まで歩いてみると、さすがに肌寒い。
準備運動はしっかりやらないと、大会レポートにえらいネタを書く羽目になりそうだ。



艇庫に戻るとメンバーがぼちぼち到着してくる。
秋山が一家連れで到着したかと思えば、至・金子コンビが連れ立って登場、岸本さんもお嬢さんを連れてやってきた。
なんてさらっと書いているが、至や金子とは去年の暮れに会っているが、秋山とは何年ぶりだ!?
岸本さんにいたっては、初対面である。
毎度メンバーを揃えるのが困難な巴流のために有難うございます。

これで5人揃って、さあ行くぞと思ったが、コックスがいない。
金子が電話すると、まだ二俣駅の辺りらしい。

ここで大事なことを思い出したので会話に割り込む。
「弁当、何か買ってきてって言って」
途中、買ってくるのを忘れた昼食のアテが出来たので一安心。
「弁当代、3千円だってさ」と、金子が言う。
3千円分のコンビニ弁当かぁ、明日の夕食まで賄えそうな量だが、そんなに続くときついんだよな。もう歳だし・・。

開会式の始まる前に、鬼コックス、じゃなかった、名コックス平野も一家連れて参上、すると今日のメンバーで独り者は自分だけか、仲間はずれになったりして、話題についていけるだろうか、ちょっと寂しい気持ちになる。
おーい平井ちゃーん、佐藤×2、たまには(自分もだが・・)君らも出てきなさい。

で、やっと開会式まで話が進んできた。
式の中で大会役員の皆さんからのお話を聞く。
今大会は第1回とのことだが、実は昨年まで開催されていた『けんみん体育祭』が無くなり、その代わりに有志が集まり、主催するものだという。
そのおかげでもって、今回久しぶりに皆と会えて、ボートが漕げるわけだが、単に出場するのとはわけが違う、主催するとなれば、その苦労も大変なものなのに・・・。お疲れ様です、そして有難うございます。



式の最後には、出場出来なくなったクルーや、欠員の出たクルーのための補充が募られる。チャレンジしてみようかとか、他所の人たちと繋がりを持つ良いチャンスかとも思ったが、自分たちのレースと時間が近いため、残念ながらパスする。
結局、他のクルーから勇ましく声が上がり、無事に解決。
レース開始となる。



自分たちのレースは10時半からの第7レースなので、ぼちぼちと体をほぐす。
といっても準備体操ぐらいだが。
短時間で急にやると、悪いことが起きそうな気がする・・・。
『ストロークサイド2番、魚も釣るが、足もつり』なんて実況レポートはしたくない。

皆、思い思いに準備して、さあ、とうとう乗艇だぁ。
下駄のストラップを締めて足を固定する。
シート位置を合わせてから、桟橋から押し出してもらって出艇する。





桟橋側のオールが水面に当たる「ぺしゃん」という音、オールに噛んだ水がたてる転がるような音。本当に久しぶりな、この感覚の中をスタート地点まで漕いでいく。
うーん、ハンザウェイはオールを寝かさないようにしたほうが無難かも、高校1年の時のレベルだね。





スタート地点に到着して、位置を合わせる。
スタートダッシュは確か 『5本、5本』だったはず。
クルー確認の呼びかけに応えて、スタート用意、「アテンション・ゴー!!」の掛け声でスタート!!



スタートダッシュを何とか合わせて、ノーワークに移る。
オールの高さ位置がなかなか安定しないなぁーとか、それでも食い込んで傾くほどじゃないから良いかとか、考えながら漕ぎ続ける。
出来る限り、力いっぱい蹴りながら。



キャッチの瞬間にかかる、ぐっとくる重量感、それを押しのけるように足を伸ばし、上体を後ろに倒し気味にしながら腕をひきよせる。
ストローク、一杯引ききったオールが水面から浮いたところで、素早く返してハンザウェイに移る。

ふくらはぎにレールの前端が当たる感触がする、高校時代、これでついた油の染みがなかなかとれなかったことを思い出す。
学校から艇庫までの道中、前を歩く仲間の足に必ずついていたっけ・・・。



なんて詩的なことを書いてるけど、実際は、ふとオールばかりじゃなくて、周りを見てみると、おーーーーー、他のボートが全部見える。
ということは、自分たちが1番!!やったーと思い、一漕ぎ、一漕ぎが慎重になる。



もうこうなったら後は『無病息災、無事故祈願』である。
決勝に備えての体力温存を大義名分に手堅くレースを進める。
ラストスパートもパスして、無事、ゴールイン。
決勝進出決定である。



あぁ良かった、漕ぐ方も何とかなって・・・・。

発艇所の桟橋に着くと、応援団のお出迎えが待っていた。
賑やかでいいねぇ、軽やかな拍手の中、桟橋にボートを近づける。



バウ側のオールを差し上げて、桟橋上のスタッフに受け止めてもらうが、自分も手伝うとばかりに、子供たちも手を出してくる。
思っているより勢いがあるから、転ばないようにね。
今度は引き寄せられてくるボートに手を伸ばしてくるが、桟橋とボートに手を挟まないように・・・、特にリガーと挟まれると、もっと痛いからね。

ボートから降りると、「自分も乗りたい」気持ちで一杯らしい、男の子はガンネルに手をかけたまま、ボートの脇にしゃがんだままでいる。(確か、平野の子供だよな)

「乗りたいか?ヨシ!」とそのまま持ち上げられて、ボートの上へ。
良かったねぇ、父ちゃん、機嫌が良くて。



陸へ上がると、同じレースに出ていたと思われる他のクルーの声、「応援団にやられちゃったよなぁ。」「やっぱ、いいよなぁ。」羨ましがられているらしい。いやぁ、全く。

休憩場所に確保した、小さな公園に行く。
コスモスが沢山咲いていて、栗の木があって、樫の木もあって、どんぐりが沢山落ちてる。残念ながら栗は先に拾われていたか、何か動物が食ったのか、イガだけだなぁ、と思っていたら、11個拾った子がいた。

藪の中へ入ったらしく、自分の服に付いた草の実を他の子にくっつけて、そのまま鬼ごっこへ突入!となりかけたが、「お弁当だよー」の声に、タープの上に全員集合。









いや、ほんと賑やかだわ。
自分も 時価¥3000-のコンビニ弁当を食べる。
食後は東屋のベンチで昼寝するが、日陰のため寒くなり、日向に敷かれたタープに移る。
そのまま熟睡。





目が覚めて、そろそろ決勝と思い、立ち上がる。
皆も桟橋のほうへ移動し始めるが、いきなり「はい、これ頼む。」と平野に渡されたのは、デジカメ2つ。
200ミリズームレンズの付いた一眼レフと、タバコの箱サイズのコンパクトカメラ。

決勝レースはカメラマンとなる。
他のメンバーは「父ちゃん、かっこいい!」と言われたさに、かなり気合がはいってるらしい。







桟橋から漕ぎ出していくクルーを写真に撮る。
高校3年の夏休みに、インターハイに出たAクルーの応援に行ったときも、このアングルで撮ったことを今でも覚えてる。
あの時撮った写真を誰か持ってないかな。撮った本人はネガごと失くしてます。







とうとうレースの順番が来たので、スタート地点の様子をカメラ越しに見る。
出来るだけ大きく写るように、ズームを調整して、手ブレに注意する。

スタートの瞬間、水しぶきが跳ね上がる様もしっかり入れて(そのつもり)まずは1枚。
直後の他のクルーとからんでいるところも撮影して、あとは近づいてくるのをファインダーを覗きながら見ていると、どうやら絶好調らしい。 正面に来るまでにかなりのリードをとってトップを進んでいる。















自分の正面を通過するところも何枚か写真にとって、ゴールまで見送る。
何事も無く無事ゴールイン。

ボートってやってるときは長く感じるけど、見ているとわりかしあっけないものだね。
まあ、なにはともあれ、やったー優勝だぁ。

子供たちも大喜びで桟橋へ出迎えてる。
その様子も撮影してから、カメラを返して、後片付けを手伝う。







閉会式では自分が表彰を受けに前へ出る。
この次は(いったい何年後だ?)自分にも決勝を漕がせて欲しい・・。





閉会式の最後にはバナナ売りのアトラクション?があった。
おっさんだけではなかなか順番が廻って来ないので、平野んちの娘さんをサクラにして、一束ゲットする。
やっぱ応援団がいるっていいわ。



式後は桟橋でお約束のジャンプで写真を撮る。
どうせなら家族も皆入れて、集合写真も撮っとけば良かった・・。

何にしても我等が巴流、久しぶりの試合を優勝で飾れて良かった良かった。







【平井のコメント】

いや
ー、優勝できてよかった。
久々の優勝だよね。

そろそろ結婚でもしますか。>澤野

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